2018年6月28日刊行

新潮文庫 『身体感覚で「論語」を読みなおす。』

先行き不透明な現代、“生き方指南”は『論語』に求めよ!
『論語』は中国の春秋時代の思想家、孔子の言行や弟子たちとの問答などが記された書物。古来より、日本人の教養・考え方の基本には『論語』があった。 ただし、ここで重要なのは、はたして現代に伝わっている『論語』に書かれた文字は、孔子の生きた時代にも使われていたのだろうか、ということ。そこで本書では孔子時代の文字(甲骨文・金文)にさかのぼって、核心にせまる。甲骨文はそもそも身体や動作を表したものが多い。まさにアニメーション。そんなアニメーションから、身体感覚を導きだし、その感覚で『論語』を読むと一体どうなるだろうか。
能と身体操作法ロルフィングに精通する著者が、身体作法の視点から新たに『論語』の知られざる秘密を解き明かす快著!
かの有名な「四十にして“惑”わず」は孔子の時代には「四十にして「或」わず」だった……。果たしてその意味とは。

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