●『小町花伝』能楽堂公演

能『卒都婆小町』をベースにした、演劇ユニットmizhenによる『小町花伝』を能楽堂で上演します。

10月23日(水)19時開演。セルリアンタワー能楽堂。5,000円。

能『卒都婆小町』は、絶世の美人であった小町が100歳になり、乞食として物乞いをして歩くという作品です。

狂気の中の正気、老残の中の美、そして憑依による変容が見事に作り込まれた怪作です。

女性3人による演劇ユニットmizhenは、これをまったく新しい演劇作品に仕上げました。その『小町花伝』を「てんらい」メンバーや安田が観て、「これは能楽堂で上演したい!」と強く思って企画した公演です。

能『卒都婆小町』をベースに作られた演劇は、三島由紀夫の『近代能楽集』所収のものや太田省吾の『小町風伝』が有名です。三島のものは美輪明宏やピーター主演で観ましたし、『小町風伝』も観ました。むろん2作とも傑作です。

が、mizhenの『小町花伝』を観たときに、「これは、いままでのものとは違う」と感じました。それは、女性がはじめて書いた『卒都婆小町』だからです。

いままでの作品は、みな男性の視線からのものでしたが、女性の手にかかると、こうなるのと驚き、そして感動をしました。

しかも、本編は60分という小品。しかも15分の小作品を4本でひとつの作品にするという、観やすく、かつときどきポップ、しかし深い…という、すみません、文字ではうまく説明できない作品なのです。

今回の上演では、オリジナルのメンバーに加えて…

能管の槻宅聡さん
琵琶の塩高和之さん(100分de名著でご一緒した琵琶奏者です)
シンセサイザーのヲノサトルさん
そして、謡で安田が加わります。

演劇の前には能『卒都婆小町』の朗読(時々《謡》)を以下のメンバーで行います。

・安田登(能楽師ワキ方)
・奥津健太郎(能楽師狂言方)
・玉川奈々福(浪曲師)
・槻宅聡(能楽師笛方)
・塩高和之(琵琶奏者)

そして、最後には内田樹さんをお招きして鼎談も行います。

・内田樹
・藤原佳奈(mizhen。作・演出)
・安田登

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●『小町花伝』能楽堂公演
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日程:2019年10月23日 (水)
時間:19:00~21:30 プレ講座18:30~
開場18:00
料金:5,000円(全席指定)
※特にご指定のない場合、正面席からお取りします。
会場:セリルアンタワー能楽堂(渋谷)

※お申込み、お問合せは以下にお願いいたします。

tenraievent@yahoo.co.jp

《番組》
●朗読・能『卒都婆小町』
安田登(能楽師ワキ方下掛宝生流)
奥津健太郎(能楽師狂言方和泉流)
玉川奈々福(浪曲師)
槻宅聡(能楽師笛方森田流)
塩高和之(琵琶)

●演劇『小町花伝』
百花亜希(DULL-COLORED POP)
佐藤幸子(mizhen)
佐藤蕗子(mizhen)
アフリカン寺越
鈴木しゆう

安田登(能楽師ワキ方下掛宝生流)
槻宅聡(能楽師笛方森田流)
塩高和之(琵琶)
ヲノサトル

【脚本・演出】藤原佳奈(mizhen)
【原案】観阿弥「卒都婆小町」

●座談会
内田樹(神戸女学院大学名誉教授)
安田登(能楽師ワキ方下掛宝生流)
藤原佳奈(mizhen)

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