冥界(かくりよ)から現世(うつしよ)へ
~ドーム映像『HIRUKO』上映と『イザナギの冥界下り』上演~
プラネタリウムで体験する新しい映像世界と神話上演
プラネタリウムに映像を投影するドーム映像の名作『HIRUKO』と、ノボルーザの『イザナギの冥界下り』の同時上映&上演があります。
ドーム映像を始めて体験したとき、自分が冥界の中にいるような感覚に襲われました。
しかも、作品が『HIRUKO』です。
イザナギ命とイザナミ命の最初の子でありながら、葦舟に流されてしまった子どもです。その子を、舞踏家の最上和子さんが踊っているのです。
いままでノボルーザでは、『イナンナの冥界下り』や『イザナギの冥界下り』、『オルフェウスの冥界下り』などを上演して来ました。しかし、それは「現世」から「冥界」を演じたものでした。ドーム映像を見たときに「冥界から見た、冥界下りを上演したい」と思ったのです。そして、また現世に帰る道のりも。
それが今回のタイトルである「冥界(かくりよ)から現世(うつしよ)へ」です。
…とはいえ、ドーム映像を見たのはつい最近です。まだ、その作品は作ってはいません。
ただ、その作品への足掛かりとして、まずは同時上映&上演をすることになりました。
プラネタリウムですから、そんなに広くはありません。客席数が限られています(約100)また、都心からはちょっと離れています。会場の都合で20:30には終えねばなりません。いろいろと制限のある催しですが、ぜひお出ましいただければと存じます(どうぞお早いお申込みを!)。
※そうそう。ドーム映像を見たときにもうひとつ考えたことがあって、それは「心のメタファーの再定義」です。今度、書きますね。
日時:12月10日(火)18:30開演(開場18:00)~20:30終演予定
料金:2,000円
会場:ギャラクシティ(都内最大のスクリーンのプラネタリウム)
東京都足立区栗原1丁目3ー1
※メールでのお申込み(10月25日~31日)
tenraievent@yahoo.co.jp
11月以降はpeatexでのご予約のみになります(なお、peatexでのお申込みはもう可能です。そちらの方が支払いも簡単です)
※peatexでのご予約
https://hiruko-izanagi-01.peatix.com/
◆◆◆番組◆◆◆
●お話:飯田将茂(『HIRUKO』監督)×安田登(能楽師)
●ドーム映像『HIRUKO』上映
《休憩》
●『イザナギの冥界下り』上演
◆◆◆◆◆◆◆◆
●ドーム映像『HIRUKO』2019 Macon Film Festivalの長編Fulldome部門で最高賞受賞
http://fulldome-hiruko.com/
主演:最上和子
監督:飯田将茂
出演:古谷孝裕、高橋敏之、外村祥一郎、大野あんり、高橋大輔、翠雅、坂本博美、近藤啓二、横道千絵、ZERO、出津彩子他
音楽:zmi 和太鼓:井上ヒラク 録音・ミキシング:小川智史
仮面制作:小林泰三(小林工房) 衣装:田村香織 ステージング:金敬雲 広報デザイン:青木かおる
プロデュース:木口郁瑠|制作協力:出津彩子(彩り企画)
協賛・協力:株式会社インタニヤ、千葉市美術館、日本美学研究所、TAIKO-LAB江東、ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社 制作:HIRUKO制作委員会、ギャラクシティ
●『イザナギの冥界下り』
出演:安田登、金沢霞、大金智、名和紀子、大島淑夫
音楽:川上彩子、森山雅之
人形・美術:山下昇平