関西大学、「情報空間と身体表現」第一回、第二回の講義資料です。学生以外の方もご自由にどうぞ!ダウンロードもできます(改変も使用もご自由に)。

この授業は講義です。ワークショップ型の授業は情報空間における身体表現と表象文化の実践です。

最初の授業なので、取るかどうかを考えている人もいると思うので、オリエンテーション的な授業にします。

※以下、資料より抜粋。

●この授業で扱うのは次の3点です。

【1】情報空間としての土地

特に「京都」を情報空間ととらえ、そこに古典的な記憶をXRを使って埋め込んでいくということをします。ただし、埋め込むのは各自。授業では「能楽」を中心とした古典の講義をします。

【2】身体表現

古典を読むための朗誦や謡をする予定です…が、コロナ下ではあまりできないかもしれません。残念…。

【3】「心」の次の時代

XRといっても「現在」あるということは、すでに過去になりつつあるもの。「心」という文字が生まれた時代のものを読むことによって、ここから先にどのようなことが可能かを考えます。

日本の古文や漢文、甲骨文や金文を読みます。また、ギリシャ語やヘブライ語はインターリニアで読みますが、簡単な文法や発音はできるようになってもらいます。

●自修を期待するもの

Unity(C#を含む)やBlenderなどの3DCGソフト、あるいはPythonなどは自修しておくことを期待します。課題の提出に必要です。むろん、友達から教わるのは大歓迎。

●課題

以下の課題(両方)を提出してもらいますので、準備を始めてください。

(A)作品課題:「情報空間の土地」をテーマにしたVR、ARなどのXR作品の提出

(例)バーチャルSNS cluster(クラスター)内に「バーチャル京都」を作る。

京都のある地点に行くと古典的な情報が表示されるようなAR作品を作る。

※実現可能な企画であれば期末終了時に完成していなくても可。

(B)レポート課題:「心」の次の時代を考える上でのキーワードを1つ選び、それについてのレポートを書く。その際に以下の事項を含めること。

・古今東西の古典 ・最新の知見 ・これからの社会においてそれがどのような意義があるか

●授業の資料(→ダウンロードはこちらからどうぞ

情報空間と身体表現01

 

●京都の古典の記憶地図(作成中:能楽編から)