©細川貂々
※このイラストは細川貂々さんのご厚意により
『タカラヅカ 夢の時間紀行(亜紀書房)』
表紙の絵を使わせていたきました。

「宝塚なんて…」という人のための宝塚入門講座をしています。

「宝塚歌劇をリアルでは観たことがない」という、書評家のスケザネ(渡辺祐真)さんを聞き手に、安田登(能楽師)や、さまざまな宝塚ファンの人たちがお話していきます。

この講座、正直いって面白いかどうか全然わからないので「投げ銭」制です。お賽銭箱が置いてありますので、帰りにそこにお金を入れいってください。相場がわからないという方は1,000円くらい?むろんたくさん入れていただいてもいいし、0円でもいいです(回によっては有料になることもあるかもです)。

NEW◆◆◆◆◆第五回◆◆◆◆◆NEW

テーマ:タカラヅカ千夜一夜物語(1)

・第1部:タカラヅカ博士爆誕物語
・第2部:初心者スケザネ氏、『応天の門』を語る

2023年5月25日(木)19時~21時くらい
場所:隣町珈琲
https://goo.gl/maps/NV9ngVNWEaMfB4LU8
荏原中延(東急池上線)、中延(都営地下鉄)徒歩3分

受講料:お賽銭

宝塚入門講座の第5回は、宝塚歌劇で《博士》になった中本千晶さんと、初めて宝塚歌劇を生で観劇した書評家のスケザネさんをゲストに、おふたりのお話を聞く会です。

1950~60年代の宝塚歌劇の取組みについて研究して「タカラヅカ博士」となられた中本千晶さんに、博士号取得までのエピソード論文の中身についてお話を伺います。

「リアルな芝居(実)」の積み重ねの上に初めて成り立つワンランク上の「夢の世界(虚)」とは?そして確立した「タカラヅカ様式」とは?

50~60年代は日本の芸能の激動期です。中本さんに宝塚歌劇のお話を伺いながら、その時代の映画の話などもしたいと思います。

また、宝塚入門講座では聞き手として毎回参加いただいている書評家のスケザネさん。すぐに専門家になるくらいにハマってしまうスケザネさんですので、初心者としての立場をキープしていただくために禁・宝塚歌劇を課していました。

しかし、和歌をひとつの専門とするスケザネさんに『応天の門』を見るなというのは酷すぎる。そこで今回、観劇を解禁しました。リアル宝塚歌劇をご覧になったスケザネさんがどんな感想を持ったのか、それを伺いたいと思います。

毎回のことながら受講料はお賽銭です。

話し手:中本千晶、スケザネ(渡辺祐真)、安田登
※飛び込みでも結構ですが、事前にメールをいただけると助かります
masacogoto@yahoo.co.jp
※お返事は遅れると思いますが、お返事がなくても問題ありません。お出ましください。

隣町珈琲
〒142-0053 東京都品川区中延3-8-7
サンハイツ中延 地下1F

(終了)◆◆◆◆◆第四回◆◆◆◆◆(終了)

テーマ:『応天の門』の講座:補講
『応天の門』を200%楽しむための講座

2023年3月15日(水)19時~21時くらい
今回は19時です
場所:隣町珈琲
https://goo.gl/maps/NV9ngVNWEaMfB4LU8
荏原中延(東急池上線)、中延(都営地下鉄)徒歩3分

受講料:投げ銭

先日、行いました《『応天の門』を観るための講座》の補講、『応天の門』を200%楽しむための講座です。

何が200%なのかというと、『応天の門』の2年後に起きる「応天門の変」を読みます。あのあと、登場人物がどのような運命と辿(たど)るのか。そして、日本がどのように変わっていくのかを…

・絵巻物『伴大納言絵詞』

・『宇治拾遺物語』

…で読んでいきます。

補講といっても、前回の講座に出ていない人にも大丈夫のように、『応天の門』に出て来る菅原道真の漢詩や在原業平の和歌などについてもお話しします。

話し手:安田
※飛び込みでも結構ですが、事前にメールをいただけると助かります
masacogoto@yahoo.co.jp
※お返事は遅れると思いますが、お返事がなくても問題ありません。お出ましください。

隣町珈琲
〒142-0053 東京都品川区中延3-8-7
サンハイツ中延 地下1階
03-6451-3943

2023年2月15日の『応天の門』の時代を考える(「未来のための古典」)の資料です
菅原道真の漢詩や在原業平の『伊勢物語』など

05応天門

 

◆◆◆◆◆第三回◆◆◆◆◆(終了)

テーマ:中本千晶さんからお聞きする
『応天の門』の楽しみ方

2023年3月1日(水)18時~19時30分
開始時点、ご注意ください
場所:隣町珈琲
https://goo.gl/maps/NV9ngVNWEaMfB4LU8
荏原中延(東急池上線)、中延(都営地下鉄)徒歩3分

受講料:投げ銭

今回のテーマは「中本千晶さんからお聞きする『応天の門』の楽しみ方」です。

宝塚歌劇の本をたくさん書かれていらっしゃる中本千晶さんに『応天の門』の楽しみ方をお聞きします。

どんなお話しなのか、この作品を演じる「月組」とはどのような組なのか、トップを始め演者の方たちのこと、そのほかいろいろと伺いたいと思います。

また、2月15日に隣町珈琲でお話しした菅原道真や在原業平についてのお話しもします。

話し手:中本千晶
聞き手:安田登

※飛び込みでも結構ですが、事前にメールをいただけると助かります
masacogoto@yahoo.co.jp
※お返事は遅れると思いますが、お返事がなくても問題ありません。お出ましください。

隣町珈琲
〒142-0053 東京都品川区中延3-8-7
サンハイツ中延 地下1階
03-6451-3943

2023年2月15日の『応天の門』の時代を考える(「未来のための古典」)の資料です
菅原道真の漢詩や在原業平の『伊勢物語』など

05応天門

◆◆◆◆◆第二回◆◆◆◆◆(終了)

テーマ:異界への誘い~祝祭劇としての宝塚歌劇~

2022年11月16日(水)19時~(約2時間の予定)
場所:隣町珈琲
https://goo.gl/maps/NV9ngVNWEaMfB4LU8
荏原中延(東急池上線)、中延(都営地下鉄)
徒歩3分

受講料:投げ銭

第一回は「ショーの構造と能の舞の構造」についてお話をしました。

2022.10.10_宝塚ショー構成(シルクロート゛)_最終_0022_0001
2022.10.10_宝塚ショー構成(シルクロート゛)_最終_0005_0001

 

今回のテーマは「異界への誘い~祝祭劇としての宝塚歌劇~」です。

詳しくは当日までに少しずつ書いていきます。

聞き手:スケザネ(渡辺祐真)
話し手:安田登(能楽師)、金沢霞

※飛び込みでも結構ですが、事前にメールをいただけると助かります。
masacogoto@yahoo.co.jp
※お返事は遅れると思いますが、お返事がなくても問題ありません。お出ましください。

隣町珈琲
https://goo.gl/maps/NV9ngVNWEaMfB4LU8
〒142-0053 東京都品川区中延3-8-7
サンハイツ中延 地下1階
03-6451-3943

第2回の配布資料はこちらで~!

◆◆◆◆◆第一回◆◆◆◆◆(終了)

テーマ:なんだかわからないけど、まずはやっちゃおう

2022年10月12日(水)19時~(約2時間の予定)
場所:隣町珈琲
https://goo.gl/maps/NV9ngVNWEaMfB4LU8
荏原中延(東急池上線)、中延(都営地下鉄)
徒歩3分

受講料:投げ銭

第一回は、手探りで始めます。

いま考えているのは、宝塚歌劇と古典芸能である「能」が似ている点を、ショーの構造劇場の構造などからお話したいと思っています。

宝塚歌劇は「芝居」と「ショー」の二本立てで行われることが多いのですが、特にショーには決まった流れがあります。その流れが、能の大成者である世阿弥が提唱した能の構造である「序破急」に似ています。

また、ショーの最後にトップ、2番手が羽根をつけて大階段から降りてきます。この大階段が、初期の能舞台の橋掛かりに近いと思うのです。出雲(島根)の大土地神楽の橋掛かりの構造なども絡めながらお話します。

…って書くと、なんか難しそうですが、「宝塚歌劇も能も見たことない」という方にも、そして何度も観ている方にも楽しめる内容にしたいと思っています。

聞き手:スケザネ(渡辺祐真)
話し手:安田登(能楽師)、金沢霞

※飛び込みでも結構ですが、事前にメールをいただけると助かります。
masacogoto@yahoo.co.jp
※お返事は遅れると思いますが、お返事がなくても問題ありません。お出ましください。

隣町珈琲
https://goo.gl/maps/NV9ngVNWEaMfB4LU8
〒142-0053 東京都品川区中延3-8-7
サンハイツ中延 地下1階
03-6451-3943

◆◆◆◆◆◆

《この講座のきっかけ》

正直、僕は「宝塚歌劇」に対して偏見がありました。で、そんな人に「いいから一度観てみて」と言ってもムダです。「宝塚はやっぱりダメ」という確信を得るための観方をしてしまうからです。自分がそうでした。

が、いまは宝塚ファンです。どうしてファンになったかはおいおい書いていきますが、まずはなぜこんな講座をしようと思ったかを書きます。

以前に新潮新書『能 650年続いた仕掛けとは』という本を書きました。この本は英訳もされ、英語圏の方にも読まれています。

この本を出したときに「能を普及させるために書いたのですか」と聞かれました。が、正直に言うと、そんな気はまったくありませんでした。あ、それはちょっと言い過ぎ。でも、少なくてもすべての人に能を観てほしいとは思っていない。

しかし「この人にこそ能を観てほしい!」という方が僕の周りにはいっぱいいました。そんな方に能を観ていただきたいを思って書いたのです。

「この人が能を知ると、絶対に何かが変わる」という人がいます。その人が変わるだけではありません。その人が能を観ることによって、能も変わる。そんな人がいる。なのに観ていない。それはもったいない。そんな人にこそ能を観ていただきたいのです。

宝塚歌劇も同じです。

また、能を大成した観阿弥・世阿弥は「初心忘るべからず」と言いました。これは「必要ならば、どんどん変化していきない」という教えです。能は、大成以降、どんどん変化して現代の姿になっています。そして、現代でも変化は続いています。

宝塚歌劇も同じです。

100年以上も続いた宝塚歌劇。多くの方がイメージするのは『ベルサイユのばら』でしょう。しかし、いまはそれとはまったく違う趣の作品もたくさん上演されています。

能の変化宝塚歌劇の変化も似ていると思っています。

たとえば僕はいま66歳(2022年時点)です。3歳の安田登と66歳の安田登を見れば、別人でしょう。しかし安田登であることに変わりはない。本質が不変であるならば、表層などはどんどん変えて行く。それが能であり、宝塚歌劇です。

まだまだ書きたいことはたくさんありますが、まあ、そんなこんなでこの講座をしようと思ったのです。

どうぞご参加ください。無料(ただ)のようなものですし。