~神話として読む『源氏物語』~@池上實相寺

2024年7月27日(土)14時~(開場13:30)

会場:池上實相寺
〒146-0082 東京都大田区池上2丁目10−17
http://www.ikegamijissouji.jp/

会費:2,000円

お申込み・お問い合わせは…
terakoya@ikegamijissouji.jp
03-3751-4056
Peatixからでもどうぞ~

大河ドラマ『光る君へ』の紫式部が書いた、世界最古の女性小説『源氏物語』を、「神話」として読んでいく講座です。

また、能をはじめ、さまざまな芸能になった『源氏物語』についても紹介してします。

参加者のみなさまと朗読をしたり、謡(うたい)を謡ったりします。

「謡なんて謡ったことがない」という方も、もちろん大歓迎です。

今月のテーマは「貴種流離譚(きしゅ・りゅうり・たん)」です。

本当は、王や神などになる人が流されて、いろいろな苦労をして成長するという物語(神話)の類型です。

一寸法師や桃太郎もそうですし、スサノオもオデュッセウスもルーク・スカイウォーカーもそう。そして、光源氏もそうなのです。

彼が流されるきっかけ、流されたことによって得たものなどを『源氏物語』から読んでいきます。

また、前回同様、能『源氏供養』のクセという部分を、皆さんと少しずつ謡っていきます。

『源氏物語』を書いた紫式部は死後に地獄に堕ちたともいわれています。そんな紫式部の魂を救おうとして行われた法事が「源氏供養」。それがもとになってできたのが能『源氏供養』です。

源氏供養で有名だったのが安居院法印(あぐいのほういん)というお坊さん。能ではワキとして登場します。

その安居院法印が紫式部の供養のために書いた表白(ひょうびゃく)を元に作られたのが能『源氏供養』のクセです。この中には『源氏物語』の帖名がたくさん読み込まれていき、謡っているうちに帖名を覚えてしまいます。